歴史の教訓

200年程度の時間は、人類の歴史全体で見ればわずかな時間です。その短い時間で、労働という概念が生まれ、その意味は繰り返し大きく変貌しました。その変化は現在も続いているということがお分かりいただけたと思います。当然のことながら、これからの時代に起きることも全く楽観できません。

歴史の教訓はこうです。1.自由放任主義による労働関係は搾取に繋がる。2.労働基本権の補償、社会保障は、国の政策で守られなければならない。

民主主義の瑕疵

ところが、民主主義そのものが資本家の経済力によって歪められる結果、国の政策は、労働者の権利の保障と真逆の方向に舵がとられることになります。

民主主義は経済力によって操作されてしまいます。

大企業が政治家に影響を与え、献金された資金は巧妙な選挙広告に費やされ、選挙結果を左右するためです。